ヨーロッパジュニアが日本ジュニアよりも秀でている、テニスの試合に勝つために必要なショットとは?


それは、
ニュートラルのボールが強いこと
です。

ニュートラルボール

この場合の、ニュートラルなボールとは、ラリー中に使う攻めてもいない、守ってもいないシチュエーションで使うストロークのことです。日本のジュニアは、攻めるボールに関しては速いボールが打てます。ですが、ニュートラルなボールになると、途端にボールが軽く浅くなってしまいます。速いボールが打てないヨーロッパ選手相手に苦戦を強いられることになります。

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単発

ジュニアの頃、特に低年齢のジュニア期は、速いボールをコーナーに打ち込めばポイントを取れますが、カテゴリーが上がるにつれて『組み立て』が必要になってきます。単発で決まらなくなるからです。速いボールが打てることは良いことですが、ニュートラルボールで数球、ラリーをしてから速いボールを出せるようになることが重要になります。

課題

スピードはタイミングの早さで作り出すことができますが、ニュートラルなボールに関しては、身体の使い方を学ぶしかありません。筋力的に劣る日本人は、自分の身体スペックを最大限に生かせる身体の使い方を学ぶ必要があります。

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条件

良いニュートラルボールの条件としては、
・ミスしない
・球質が重い
・深い
・ディレクションチェンジが正確
・変化をつけられる(高低・角度)

などが挙げられます。ニュートラルボールの質が高い選手と試合をして、攻め急ぐと自滅させられて負けてしまいます。

戦っているイメージ

ドリル練習やラリー練習で、いかにしてニュートラルなボールの質を高めることを目標とできるかが鍵になります。そのために必要なことは、『戦っているイメージ』を持って練習することです。あっさり決めにいくとミスさせられる、かといって繋ぐだけではミスしてくれない、そんな相手と戦っているイメージを常に持つことで、ニュートラルボールは磨かれます。

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